突き抜けたアイデンティティが自分も他人も常識も破壊する。劇薬的な表現の裏で普遍的な意味を盛り込むデュクルノー節は今作でも炸裂。
音楽の使い方もゴア描写も、狂気に駆られた演技も全て最高。"ジュス…
内容は賛否両論ありそうなので、万引き家族 → パラサイトと来て、その次にこの作品がパルムドール受賞なのが驚きでした。
目を背けたくなるシーンもあったけれど、どのシーンも鮮烈に印象に残るインパクトが…
鑑賞中はその結構なトンデモ展開っぷりに呆気にとられる。でも見終わってから順を追って考えてみればこれは起きた事を過去に追いやる事で連続性を意識的に排除し、現在を肯定する強度が増している。
クローネンバ…
このレビューはネタバレを含みます
幼い頃事故にあった主人公はチタンを身体に埋め込む事になり、後遺症からか車しか愛せなくなってしまい、また衝動的な性格となる。人間から向けられる愛から逃れようとファンを殺し友人を殺し両親も殺し逃亡するが…
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