あお

メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー/ケヴィン・オークイン:美の哲学のあおのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

刺激をもらえた。

同業者として自分がこの業界に入りたかった時のことや、仕事を始めたばかりの気持ちを思い出した。
メイクの記録、思い出のノートはマメで本当に素晴らしい。

と同時に、自分はケヴィンと違うタイプだなとも思った。
ステキな作品を作りたい気持ちは一緒でも、現場をあそこまで仕切りたいとも思わないし、前へ前へ出たいとは思わない。

自分は努力の人間なので天才になりたいし羨ましいと思う反面、天才は心のバランスを取るのが大変なのだったら普通でいいなとも思ったりする。

この仕事に携わりたいと思う前からでも見た事のあるヴィジュアルが彼の作品だったと映画を観て気づく事が多かった。

とりあえず、今の時代でモデルの眉を勝手に抜いたら賠償問題になるかと思う 笑

モデル達が彼を裏切り始めたのは悲しかったな。
今の日本の自分の周りは少なくともそういう仕事の仕方をしている人は少なくて、繋がりを大事にしていると思う。
けどその分あそこまで尖っていないから生み出せない作品もあるのかもと思うと、どちらがいいのかわからない。

やっぱりバランスかな…

彼の2冊目の本を持っているので久々に見てみよう。
見方が変わる気がした。
あお

あお