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オールド・ガードのLのネタバレレビュー・内容・結末

オールド・ガード(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに讃えたい映画を観た!!!
数千年の貫禄を出せるシャーリーズセロン、、本当に敬愛してやまない。。。😭

テーマはよく思いつきそうなもんだけど、こんなにチープじゃない話に作り上げられたのは初めてですね?!👏完璧に作り上げられてるからこそ面白く仕上がるジョーク、チープではなく婉曲的にエモさを醸し出す設定、隅から隅までが作れそうで作れないクオリティに満ちてて、鑑賞時間に大満足です🙏
でも映像の質と音楽がなんとなく安っぽくて、もしかしたらそれはあえてライトな作風にするための狙いなのかもしれないけど、私の好みではなかったので全体的にドンピシャギュ💘とまでは来ず。あと、黒幕がウザ雑魚キャラすぎた。あと、男性陣に超人オーラが足りなさすぎた。それはあえて歴史に紛れ込む一般人感を出したかったのかもしれないし、シャーリーズセロンの神々しさを引き立たせるためなのかもしれないけど?じゃないならちょっと残念キャスティングかなという感じ。

にも関わらず私の評価がぶち上がっているのは、とにもかくにもシャーリーズセロンが素晴らしいからです。。。😭
"そうやって生きてきた人"感を演じるのが上手すぎて、え本当にこれが当たり前の世界線で生きてる人いる??と思わせるほどの擬態っぷり。だからこそ前半のジョークがシュールで笑えるし、ありえないファンタジー設定にも関わらず後半の感動台詞が立派なヒューマンドラマに見える。
クライマックスでのナイルとの阿吽のタッグが最高すぎるし、終わってからナイルの肩を組む時の表情といったらもう。。。カメラが回ってる前だけで作った表情のカットじゃなくて、実在する心の通った瞬間をカメラが切り取った、みたいに見えるんだよな本当に。
一人だけ不死身じゃなくなってしまった後の、守られ方と弱さと強さの加減も文句の付け所がないんだよな。こんなに弱者と強者を両立できる人ってシャーリーズセロン以外にいないと思う。
そしてもう一人!!ナイル!!!彼女の人体としての美しさと、精神の清らかさと、天賦の逞しさにもう心奪われて、もう最高すぎたので、讃えたい気持ちのあまり評価ブチ上がりです。アクション映画の世代交代ものってたいてい初代に見劣りするものだと思うんだけど、ナイルは、シャーリーズセロンも納得する次世代という設定にぴったりな実力も愛されオーラもゴーイングマイウェイな正義感も兼ね備えてて素晴らしい存在感だった。まじでこれは神キャスティング。キキレインね、ファンになりました。彼女みたいな人が揃っちゃうハリウッド、すげえや。そしてこんな若手を発掘するセンスもすげえや。

シャーリーズセロンのフェミニズムのやり方好きだなぁ。プラカードで主張するのではなく、ひたすら凛とした女性像を見せる。偉業ですまじで。
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