てるる

1916 自由をかけた戦いのてるるのレビュー・感想・評価

1916 自由をかけた戦い(2019年製作の映画)
3.8
出たよ、ヒット作にあやかったダメ邦題😤

約120年もの間、ドイツ・オーストリア・ロシアに分割されて尚、独立を諦めなかったポーランド。

1914年~1918年、第一次世界大戦の最中、ロシアからの独立を求めて戦ったポーランド軍を描く。

クソ邦題のおかげでB級戦争映画みたいになってるけど、おそらくポーランドでは予算も人手もかけた大作なのでは?

それくらい戦争描写がしっかりしてる。
騎馬隊の突撃や、ラストの突撃シーンはかなりの迫力。

なんか変なメロドラマ風の三角関係は要らんと思ったけど、人間ドラマ的な要素もあり。

主人公がそれほどポーランド独立に興味が無いところから始まり、だんだんと軍人らしくなっていくのが良き。

ラストシーン。
切ない出来事があったけど、あの上官を心では本当にリスペクトしてたことが分かるし、ちょっと救いがあって良かった。

戦争映画好きにはオススメ出来る良作。

戦争映画好きでなくとも、敗戦して以来、アメリカ・中国・韓国らによって愛国心を持たせないように教育されてきた日本も見習うべき映画かもしれない。

物凄く愛国心が強いポーランド。
120年余も国が無くなってたら、ポーランド人としての心も失ってそうなのに独立心や誇りを忘れないのは素直に凄いと思う。
てるる

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