全ての陳腐な者たちへ。
ストーリー
恋人が死んでしまい子供を産むことができずロボットの権威となった主人公は、労働ロボットを生産する。しかし、人々はロボットを受け入れず排除を始める。
監督 袴田くるみ
袴田監督作品の中で唯一好みかも。
その独特な世界観とスタイリッシュな近未来、説明なしに凡庸とは程遠い価値観を導き出す。
短編ということもあって全てに対して説明は出来ていないが、それでも伝えたい事ややりたい事はわかった。
今や一般的となった"ロボット"の題材をまた新たな視点から描くのはとてもユニークである。
ピンク髪の少女は監督自身を反映させている様であり、主人公が言っている事はロボットだけの事象に関わらず、戦争や貧困などにも当てはまる深い哲学的なものであった。