【ご指導】

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ピンク映画のベテラン監督小川欽也が「最近の若者は３０代でも童貞が多い」という現実に憂いて作成した一本。

恋人と一線を越えられない童貞の拓哉が大学の先輩西川と伊豆へいく。
その際に家出娘や地元の女性と会い・・・えちえちな展開にという話。

え、恋人とやる前に別の女性とはアリなの？？という女性陣には全く理解されなそうな展開ですが、ピンク映画はこれでよいのです。

箱根や伊豆の旅行風景が「うわ！ここ行ったことある」となるくらい有名な箇所をまわるので小旅行気分を味わえる。

あと、先輩西川がかなりのチャラ男ですぐ女の子をひっかけようとする。
都会から離れて旅行中に一夜の過ちを・・・は世間的にご法度ですが、映画の中ならまあ許してくださいね。という話でした。

巨匠・ベテラン監督なだけあって、内容はシンプルでよくできてました。

※師匠は映画館でこれ観て公開日もちゃんと把握してました。怖い。

2020.4.26

• #kiritoの2017年公開映画
• #kirito2020
• #レビュー1番目もらった！

婚前交渉の有無に悩まされている童貞青年（櫻井拓也）が、活動的な先輩（平川直大）と共に長距離ドライブに出発する。箱根、伊豆方面へのロードムービー形式を採用している、オーピー配給のピンク映画。

冒頭で小川欽也監督自身が映像に登場。監督歴55年（本作の公開時で83歳）、本作が約420本目であることが伝えられる。2015年度「エロ番頭 覗いてイヤン！」と同じく、監督の友人がもっているペンション「花宴」で撮影がおこなわれている。

本編ドラマは、"古式の思想にとらわれている童貞青年"が、性意識を刷新させていく系統となっている。女優陣では、筆者のフェイバリットAV女優・篠田ゆうが女将役で出演。対面座位に適したグラマー・ボディが画面いっぱいに映えている。

脚本家・水谷一二三は小川欽也の変名なのだが、さすがに童貞心理を描いたドラマとしては、時代錯誤の感が否めない。全体的に"監督が好きなことをやっている作品"という印象が強く、観光スポットをテロップで教えてくれる演出が笑える。

御年86歳、2017年の珍品。
個人的に、初の小川欽也御史の作品。

辻褄の合わない会話だらけの男と女のピンクロードムービー。芦ノ湖、三国峠、城ヶ崎海岸を巡る。謎のシャボン玉演出もあるが、最大の衝撃シーンは…

「今日の献立」のテロップ！！！

あんなにも堂々と、しかも事細かく書く必要性は感じないが、ただ１周回って異物のようなあのテロップも、なんだか元々あるべきのもののようにも感じたから不思議だ。映画の懐は僕たちの思っている以上に深いのだ、きっと。

脇を固める久須美欽一も安定感があるが、それよりも主演・櫻井拓也の佇まいの素晴らしさに眼福。本当に惜しい人を亡くした。情けない役のあなたに、僕は何度も自己を投影してきた。ご冥福をお祈りします。

@上野オークラ劇場