ポンコツ娘萌え萌え同盟

人斬り市場のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

人斬り市場(1963年製作の映画)
3.4
このためにシネマコレクションby KADOKAWA加入した。
物騒なタイトルしてるし1シーンに石抱の拷問もあるけど大してグロはないので安心して見れる。
貿易といえば長崎。抜け荷などの犯罪が横行する中で行われた人斬り稼業。3人の男を描いた時代劇ノワール/サスペンスといった感じになっている。

それにしても顔。役者といえばそう表情が命だと思う。三人の男の騙し合いなんですけど、それをやっぱり彩るのは役者の表情なんですよね。
とはいえ蓋を開けると3人の男というよりも鵬一平を演じる藤巻潤と雲切陣十郎を演じる若山富三郎の絶対に背中合わせなんて出来ないようなコンビのやり取りが多かったかな。
ただ3人目の二階堂平馬を演じる天知茂はたしかに二人よりも少し出番は少ないけどそこが存在感を感じる。
それにしても三つ巴と言い時代劇なのにどこか西部劇を観ているようなそんな感じもする。

映像的にも見応えもあり、時代劇映画だからチャンバラは勿論として、華やかの祭りの最中に行われ、人が多い中で暗殺はやっぱりシチュエーション的に好き。
他にも陣十郎が荷車で駆け出したところを追っていくのは、某戦車レースほどではないけど中々映像構成とか見ていて面白かった。そして最終的な場は三つ巴になるのが本当に良い。