安堵霊タラコフスキー

ジュ・テーム、ジュ・テームの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.5
アラン・レネ作品で長らくここに登録されていなかったものだが、ようやく言及できて嬉しく思う。

そこそこ難解ながら、同じ場面を何度も繰り返したりして時間を取り扱った作品であることを表現していたのが好印象で、アラン・レネの編集や演出の面白さがたっぷり味わえる映画となっていた。

中止になった68年のカンヌに出品されていたが、何事もなく終わっていたらきっと特別賞とか監督賞とかは受賞していたことだろう。(奇抜さ故パルムドールはなかったろうが)