ノラネコの呑んで観るシネマ

トランスフォーマー/ビースト覚醒のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.3
80年代を舞台とし、スピンオフ的位置付けだった「バンブルビー」から続くリブート版。
こちらの舞台は95年なので、マイケル・ベイ版より以前の話。
5本作られたベイ版は最初の3本は面白かったが、最後の2本はほぼ出涸らし。
本作ではオプティマスたちオートボットが、動物の姿のトランスフォーマー、マクシマルと共闘し、悪のトランスフォーマー、テラーコンと戦う。
人間キャラクターの役割が大きくなっているのが特徴で、アンソニー・ラモス演じる主人公のノアを、オプティマスと鏡像の関係にしたり、ドラマ的にもユニークな工夫が見られる。
まあ「え?そんなこと出来るの?」って新設定がどんどん出て来るのは、ぶっちゃけご都合主義だけど、テリングのテンポがいいのでさほど気にならない。
ディテールが雑なのは相変わらずだが、少年漫画的な熱血バトルは見どころも多く、飽きさせない。
シリーズを知らなくても面白いだろうし、かなり成功したリブートだと思う。