からかす

トランスフォーマー/ビースト覚醒のからかすのレビュー・感想・評価

1.5
こんなのが傑作「バンブルビー」の続編ってマジ?
正直つまん…

まず巨大ロボットこと"オートボット"と人間が
共闘するに足る信頼関係の構築が全然描かれていない。
「バンブルビー」がなぜ素晴らしいって
まずそこがきちんと描かれていたこと。
にも関わらず本作の相棒ポジのミラージュは
ヘラヘラ軽口でどこまで本心かよく分からん存在。
肝心のオートボットのボスことオプティマスは
逆ギレ、初戦惨敗、泣き落とし、目の前でキーアイテムを奪われる
と本当にこいつ大丈夫かというくらい情けない。
そんなショボくれたオプティマスと境遇が似ている、
というテイにした人間側の主人公ノアも
うすーい人間ドラマ以外は魅力がまるでない。
電子工学に精通?難病の弟がいる?
本筋に対して関わりのないエピソードなんか削いでしまえ。

大体アクションというかCGの出来が悪いのか
なんか画面から浮いて見えるし
アクションもぐにゃぐにゃ。
変形ロボットvs変形ロボットなら
そりゃカッコいい変身ギミックに
金属と金属のぶつかり合う迫力あるものになるかと思いきや
もう変形とも言いづらい変態に近く
まだドクター・ストレンジの方がニュアンスは近い。
変形ギミック萌えをすることすら許されていない。

何より嫌いなのは「やるべきことをやらないこと」
何度も比較して申し訳ないが
「バンブルビー」では人間はビーを、ビーは人間を信頼し
それぞれのミッションをきっちりこなして成功に導く
信頼と友情の結実って感じが素晴らしいのに、
本作はキーアイテム奪う作戦立てる→敵に先に奪われ失敗
 →次の作成を立てる→護衛任務を果たせずも人間側でなんとか
 →次の作戦立てる→泣き落とし→目の前でキーアイテム奪われる
 ・・・とこの後もオートボット・人間の連携力の無さに翻弄され
最後までピンチ!セーフ!ピンチ!セーフ!と繰り替えすばかり。
マイケルベイ映画かよ!
実質マイケルベイ映画だったわ…
からかす

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