じゅ

トランスフォーマー/ビースト覚醒のじゅのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

うわ画すごい。IMAX3Dすごい。
団結だとか皆1つになってとか、そんな他の要素忘れかけるくらいすごい。すごい。
IMAX3Dすごい。


なんか、星を文字通り喰らうユニクロンという超巨大なヤツがいて、トランスワープキーを狙っていたのだと。それを使えば時空を超えて、それはもう好き勝手に世界を喰らい尽くすことができるのだとか。対するは故郷を離れたオートボットと故郷を喰われたマクシマル。と、ノア・ディアスにエレーナ・ウォレス。マクシマル達が地球に隠したトランスワープキーを人間が見つけてしまったため、ユニクロンは配下の部隊テラーコンを送り込んだ。一方、オートボット達も地球から故郷へ帰るためにキーが必要だった。2つに割っていたキーは、ユニクロンが強大な力を注ぎ込んだテラーコンに両方とも奪われ、ユニクロンが時空を飛び超えるためのゲートが開かれた。テラーコンの大群を掻き分け、オートボットの長オプティマス・プライムはキーを破壊した。途端にユニクロンもテラーコンも何もかもを吸い込んで閉じていくゲートに自身も取り込まれそうになったプライムは、ノアやマクシマルの長オプティマス・プライマルに助けられた。
ユニクロンは封じられたが、まだ滅んではいない。オートボットは故郷への道を絶たれたが、地球で得た仲間達との戦いは続く。一方で、人類の側も備え始めた。何故か今般の戦いのことを知る秘密組織G.I.JOEの男は、ノアを自身の組織へスカウトするのだった。

そんなかんじ。


てか、マーク・ウォールバーグって音楽の方の出身だったんだ。彼の兄のプロデュースで出した『グッド・ヴァイブレーションズ』がビルボード1位を獲った後、本作の舞台の1994年に『勇気あるもの』で映画デビューしたんだと。
そんで、マーク・ウォールバーグって前作と前々作に出てたのか。だから名前挙がったわけか。あの、エレーナがインターンに来てる博物館(?)にキーの片割れを取りに行く道中でミラージュが言ってたやつ。急に何かと思ったけど。若きラブーフが出てた1作目しかまだ観てないから普通に知らんかった。


若きラブーフが出てた1作目しかまだ観てなかったけど、なんかビーストウォーズ超生命体トランスフォーマーみたいなのがいっぱいいそうだったから行ったった。ライノックス変身〜なんだな〜的な。
特に、幼い頃に大好きだったチータス的なのがいるみたいだったから。で、いた。あいつ二十と何年かの時を経て見てもフォルムかっけえな。
テラザウラーがエネルゴンの山になってる浮島を見つけてめちゃめちゃ強くなってメガトロンをボコって落としてバラバラにした回だけやたら覚えてる。ラットルの「タッタカタッタッターンターンターン、時限爆弾セット」とか、コンボイの背中に乗って「飛んで飛んで飛んで飛んで回って回って回って回って落〜ち〜る〜!」とか。あと遺跡みたいな場所でコンボイが消えた回。たぶん今改めて観たら俺デストロンのナビ子とか好きなんだろうな。

出てたのはコンボイ(オプティマス・プライマル)とライノックスとチータス(チーター)と、あとエアレイザーってやつだったか。ユニクロンが落としてきた蠍みたいなのの大群はあくまでもスコルポスとは別物なのね。
超生命体トランスフォーマーは子供の頃VHSで途中までしか観てなかったから、あのやたら高火力な火を吹く鳥さんには馴染みなかったけど、アニメでは追加キャラでエアラザーってやつが出てきてたのか。じゃあそいつが元になってるんだろうな。(追加キャラならタイガトロンってやつなら薄ら覚えある。)ユニクロンとかテラーコンの長のスカージも本作のオリジナルってわけじゃなさそうだけど、その辺はまあいいや。


オートボットの皆さんは正直オプティマスとバンブルビー以外初登場なのかすら知らんレベルだったけど、あの自称空の支配者の輸送機じじいとスペイン訛り眼鏡は好きだ。特にじじい。でもあんなんニューヨークの空を飛んでトランスフォームしながら着陸してたら目立ちすぎるて。

バンブルビーも好きなんだよな。ヘイリー・スタインフェルドが主演で出てた『バンブルビー』がめっちゃよかったから。あと戦闘モードの口元がいい。
何やらエネルゴンが活性化(?)してビーが復活したのはユニクロンの失策?お茶目じゃん。その後じじいから飛び降りる前の後ろ姿めっちゃカッコよかった。しかもあいつ、飛び降りてから着地するまでの間に蠍を何機か潰してテラーコンのナイトバードを討ち取ってやがる。
引き続きドライブインシアターで台詞収集してきてもろて。そういえばこのくらいの年代ならもう「Hasta La Vista, baby」とか「Yippee-ki-yay, mother◯ucker」とか言ってくれててもいい頃なんだな。

ところで、ミラージュのアーマーを纏ったノア、あれ何だったん?
決して嫌ではないんだけど、なんというか、そのノリには一瞬ちょっと付いていけなかったというか。別作品でやっていただきたいなというか。まあ、違う種族が団結して1つになって立ち向かおうぜっていうノリにするには人類まじ非力すぎて、吸い込まれるプライムに手を差し伸べる熱いシーンが成り立たなくなるからあれはあれでいいのか。
てか、アーマーになったミラージュを持って帰った後よく車として復活させられたな。ミラージュ、ぎり車になる余力はあったんかな。どうにせよ、あんなわけのわからん機械生命体よう直した(治した?)な。おかげさんで次回もミラージュの圧倒的陽気トークに畳み掛けられることができるわけだ。


個人的に続編を前提とした締め方をされるのがめっちゃ嫌いなのは、物語が完結しないと俺の頭の中のどこかが落ち着かないからなんだろうな。TVドラマとかアニメも総じて苦手だし。完結した後で一気に追うのは好きだけど、いわゆるリアタイは無理。一話完結が多い刑事とか探偵の話(名探偵コナンを除く)は好きだったけど、終盤辺りに急に複数話跨りにされたような日にはもうしんどかった。
本作もなんか人類も秘密組織を結成してどうのこうのとか、近年流行ってそうな(というかMCUを傚ったような)続編への繋ぎをやってた。なんか、安直にその方針を選んでるように見えたんだよな。気のせいであってほしい。組織の名前が「G.I.ジョー」とか、悪い冗談か?それともスネークアイズでも参戦してきて刀一本でごっついメカ達と戦うんか?全部気のせいであってほしい。

まあ、でも映像は凄まじく良かったから全部OKっすわ。なんならもうテーマもストーリーもなくただ2時間半バチボコに殴り合って(時に上手いことトランスフォームも織り交ぜて)くれてても好きだったと思う。
じゅ

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