ナミサン

ジョン・ウィック:コンセクエンスのナミサンのレビュー・感想・評価

3.9
殺し屋ジョン・ウィックがいるだけだ。


作中の8割くらいがドンパチやってて飽きない。…はずなのに後半少しあくびが出てしまったのは何故だろうか。

大阪のシーンが意外と長く作ってくれてて嬉しかったな。リナ・サワヤマのアクション(スタントダブル伊澤彩織)も素敵だった。真田広之はもうおなじみの日本人アクターで、画面的に安定感もあるけど、ちょっと出過ぎな気もしている。ハリウッドでも活躍できて日本でも知られている俳優というのが彼か渡辺謙か浅野忠信くらいしかいないからしかたないけども。

若い日本人アクターはまだ足りない。真剣佑や忽那汐里みたいな若い才能もっと増えてほしい。

今回はヘンテコ日本成分は少なめに感じて寂しかったけど、…いや、慣れすぎて感覚おかしくなってるのかもな。日本刀と弓と手裏剣で戦うヤクザとかネオン輝く梅田駅で充分ヘンテコだったわ。

ドニー・イェン演じる座頭市みたいな殺し屋ケインもかっこよかった。友でありながら敵、殺し合いながらも時に共闘したり面白い間柄。ラストも気になる。

犬を連れた殺し屋ノーバディは、犬連れてた時点で絶対犬ネタ使いそ〜と思ってはいたけど見事に使ってたね。そら1作目のきっかけみたいなもんですからね犬は。ただ、なんでノーバディなのかとか、なんで金にがめついのかとかの理由は不明なので少しモヤ。

ベルリンの動けるデブ、なかなか死なない。死なないどころか肉弾戦強かった。キングピンタイプか。
公爵の側近もなかなかしぶとかったけど。

凱旋門のラウンドアバウトでの撃ったり殴ったり車に撥ねられたりのシーンは大好きすぎる。あのシーンだけもう5分くらい足してもいいくらい好き。

あと、サクレ・クール前の階段落ちはちょっと落ちすぎじゃない?転げ落ちすぎて笑いそうになったよ。蒲田行進曲かな?


そしてエンドロールでランス・レディックさんが亡くなっていたことを知る。ドラマ「フリンジ」で知ってから結構好きな俳優さんだった。実に惜しい。

スピンオフの「バレリーナ」にも出演されるようなので楽しみに待ちます。
ナミサン

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