このレビューはネタバレを含みます
次々と襲いかかってくるゾンビのシューティングゲームを、リアルでキアヌさんがやってるのを観る作品。
3時間があっという間。
これまで同様に海外の色んな場所が出てきて楽しかった。
カメラワークがこれでもかとバリエーション豊かで、よりジョンの凄みを堪能できる。
私がこれまで観た作品のなかで、「外国人の思うカッコいいジャパン!」みたいな描写が、日本人ですらカッコよくて洗練されていると断トツで思った。
戦いに手裏剣は遣わないけど、日本コンチネンタルの内装とかネオンなどの夜の輝きが生きていてよかった。
お金貯めたくて犬連れてジョンを狙う人、ジョンを狙ってもジョンは犬は狙わないから、そこで無言の犬愛が通じて、ジョン応援派になったのかな?
凱旋門のロータリーで、車でドリフト旋回しながら輩を撃っていくシーンが特に印象的だった。
人殺しにはあらゆるスキルが必要だけど、ドリフトも、車に轢かせるのも、カーアクションと呼んでもおかしくないくらいに車の応用が豊富だった。
古い同志と殺し合わないと行けない場面の手前で、共闘→一回は一回とジョンの手を傷つける、早打ちで同志に撃たれるも自分の弾はコンチネンタルなどの秩序を牛耳ったボンボンへ発射。
この流れが、キアヌさんご自身の聖人エピソードに重なる部分があり、胸熱だった。
コンチネンタルのフロントの方がリアルで亡くなられて代わりの方がやっていて、それはそれでよかったけど、やはりあの人じゃないと出せない雰囲気だったのだなと実感した。
「その人にしかできない演技と風格」がある演者が日本にも増えるといいな。
毎回観終わる度に、どんだけ体力あるのよ、絶対何ヵ所も骨折してるから休ませてあげなよ…と思っていたら次作匂わせをするので、やっと休めるかぁと安堵した笑
今までで一番、真っ先に股間狙うジョン、人数多くなると初心に戻らざるを得ないのかな、なんて思った笑