こつぶライダー

ジョン・ウィック:コンセクエンスのこつぶライダーのレビュー・感想・評価

4.2
2時間49分アクション。
文句なしでシリーズ最高傑作!
サブテーマは"友"かな。

刺さったのはアキラ役のリナ・サワヤマ。
まさかの同い年!

前半パート、大阪コンチネンタルホテルは、日本リスペクトな内容でした!
大阪であのアクションやられたら邦画負けちゃうでしょう。

このシリーズで1番気になる外国語については、リナ・サワヤマさんが聞き取りづらかったのと、英語と日本語が入れ混ざるのはどうなのかと。
特に問題に感じたのはコウジ(真田広之)とケイン(ドニー・イェン)の対決シーン。
父の身を按じるアキラが「ファーザー!」って、、、緊迫した場面で英語が出るか?笑

要所要所で入る会話シーンを除いて、ほぼ全編アクションシーンと言っても良い。
その中で飽きさせないようにカメラアングルを上から覗かせたり、カーアクションを挟んだりと工夫を感じたし、それが抜群に当たっていた。
中でもラストの対決前の階段シーン長回しは強烈だった!
さすがのジョンでもあれは痛い痛い…
たまにビックリして席から飛び跳ねちゃった(笑)

上映前にやんわり前3作品のおさらい映像が入るから過去作忘れていても思い出せて良かった。
ただ、人物相関図が分からないとやはり今作だけでは楽しめるか不安。

物語として刺さったのは、人情味かな。
コンシェルジュの死があったり、戦う相手が旧友だったり、また旧友が死んだり…色々と心理的にも打撃を受けてのスタートだから、余計ジョンの活躍にスカッと感も。

悪役を演じたビル・スカルスガルドは、うーん、、、個人的には広報重視の置き人形的な役回りだったので残念だったな。
ドニー・イェン、シャミール・アンダーソンあたりが光ったのもあったかもしれないが、戦う相手としてはもう少し裏で汚さを見せる役で良かったのに。
演技も至って普通でした。他作品では凄く味のある演技をされる方なので、期待値が高過ぎたかな。

シリーズとしては一旦終幕となるのだろう。
ラストは含みを持たせる形で終わったが、果たして続編は?
スピンオフ作品が作れなくはないが、やっても駄作で終わるだろうね。ファンが望むのはキアヌ・リーブスのジョン・ウィックだから。

私としては、ジョン・ウィックは生きていると思います。ただ、更に作品を積み重ねるのが良いか聞かれると、、、困ってしまう。
それだけ、今作のラストは個人的に支持できる形で終わりましたから。
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