そんな熱心なウォッチャーというわけではないけど、皆さん仰る通りドニー・イェンは最高でした。
如何せんスターウォーズがチラつけど、出てくる場面の盛り上がり割増し感がエグい…!
アクションシーンのテンションやアイデアは、前作で既に天井を打ってしまっているように感じたが、「乱暴なヌンチャク捌き」「ドラゴンブレス弾」「限界挑戦階段落ち」…等、まだまだ頑張ってくれていた。
シリアスな笑い…に関しては、ちょっと今回は弱めだったかも。「重々しい」「勿体つけた」やり取りは単純に鈍重な印象で、長尺も相俟ってやや退屈した。
トランプの戦争みたいな決闘のルール決めは、白眉でしたが。w
個人的に一番のがっかりポイントは、ラスボスの(明らかに意図的とはいえ)小物感ですかねー…
鑑賞前は「主席連合と全面戦争・完全壊滅」を期待していたのですが、蓋を開けたら「おそらく主席連合側からも疎んじられているであろう、コネ出世で調子こいてる若造」1人消して、主席連合的にもwin-winな着地には、正直肩透かしを食らった気分。
あの「ちょうど良い」1作目から、物語としてここまで壮大な広がりを期待してたか…と問われたら『…んー…いや、別にそこまで…』と窮するが、「制作陣のアクション映画への挑戦」「50代でここまでやってのけたキアヌ・リーブス」には、やはり『す、スゲェもん見せてもらっちゃって…!』と驚嘆の念を禁じ得ない。
ひとまず、お疲れさまでした…。