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ジョン・ウィック:コンセクエンスのokappaのレビュー・感想・評価

3.8
アクション的には大満足。俳優陣も大満足。でもなんかこう、物足りないと言うか、若干観たかったものとズレていたような印象。期待値がめちゃくちゃ高いせいではある気がするけど。

味わい深いキャラクターも惜しみなくバンバン殺していくシリーズなので、諦めの心構えができているのでわりと穏やかに受け入れられるけど。正直もっと旧友3人観たかった。それと、前作で主席連合とか色々ゴテゴテ設定が出てきたわりに、今回はほぼビル・スカルスガルド演じる侯爵と決闘設定だけだったのが勿体無いとは思ってしまう。

ウィンストンが何やかんや結局、組織の中に収まりたがるのもな、勿体無いような。ドラマ版観たら、コンチネンタルNYへの執着が理解できるのかしら。

ジョン・ウィックという人物の結末としては悪くない。というか、最初は犬の復讐でそこから広がりに広がってしまった状態からよく畳んだなとは思う。次世代のジョン・ウィックくんいたし。

アクションは最高でした。刀と銃二刀流、天井視点、階段プレイとか、危険と隣り合わせなのは勿論でチャレンジングではあっただろうけと、中の人たち楽しんでるなっていうのが滲み出ていた。階段落ちはもはや芸術。全員落ちるぜ!という気概に満ち満ちてた。ヌンチャク気に入っちゃったジョン可愛い。アクション見本市って感じ。画面が楽しい。ストーリーや人物の関係性も凄く良いのだけど、全てをアクションがあまりに圧倒してしまう感があった。

主人公チェンジして続けるのかな。どうだろうな。ジョン・ウィックとしては十分しっかり完結したので、変に引きずらずに、同世界の全く別の話とか別物として楽しめるものだといいな。
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