カタパルトスープレックス

ジョン・ウィック:コンセクエンスのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

4.5
「ジョン・ウィック」シリーズの最終作。前作『ジョン・ウィック:パラベラム』が蛇足だと感じたのだけど、本作はしっかりとケジメをつけてくれました。

本シリーズの特徴はなんと言ってもガンフーです。これを支えてきたのはジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)一人だったのですが、流石にこれだけ続くと飽きてくる。本作ではケイン(ドニー・イェン)、ミスター・ノーバディ(シャミア・アンダーソン)やシマヅ・コウジ(真田広之)が加わることによって、さまざまなアクションを楽しめる工夫がしてあります。特にドニー・イェンの座頭市ばりのアクションにはシビれました。

あと、本作には「コンセクエンス=因果応報」というテーマもしっかりあって、それぞれがそれぞれの行動の報いを受けることになる。これまで復讐をテーマとしてきたジョン・ウィックが『ジョン・ウィック:パラベラム』で方向性を見失ったと感じたのですが、ここにきてちゃんと着地地点を見出すとは。