鹿shika

ジョン・ウィック:コンセクエンスの鹿shikaのレビュー・感想・評価

5.0
ジョン・ウィックの止まらない勢いを止めるべく、主席連合から派遣された侯爵に、責任としてNYコンチネンタルを爆破される。そして世界中の殺し屋からジョンは狙われることに。決着の先に待っているものとは、、

待ってました!!!
何年待ち望んできたこととやら!!
また彼に会えるのが嬉しすぎる!!
もう公開初日に仕事終わりに一人で行ってきました。
別の友達と後2回見にいく約束してるので、合計3回行ってきまっす!!
その他にも時間見つけて彼に会いに行く!

今回は、もう予告編から何回も見ていて、
凱旋門の前で、彼お得意の小手返しを何度も見ていた!小手返しした先で車に撥ねさせよう!なんて脚本はどなたが考えてくださったのですか!!

今回は我らが真田広之が出てきますね!!そしてまさかの大阪コンチネンタルが新国立美術館だったなんて!
毎月のように私大阪コンチネンタルに行っていたのだなあ!
日本も舞台にあったけど、一ミリも日本で撮ってないのね、、笑
海外から見た、ステレオタイプの日本イメージにまた惚れ惚れします。
真田広之は当たり前のかっこよさですが、まさかリナサワヤマがあんなに綺麗なアクションをするなんてとも思いましたよね。

そしてドニーイェンですよ、、彼とジョンの戦いとか熱すぎる、、
イップマンも再視聴して行ってよかった、、イップマンの高速パンチも一回やってくれましたね!!!

伯爵役のビルスカルスガルドも、出てきた瞬間にその顔面にくらっときてしまった。
ウィンストンより二回りくらい若いのに、なんであんなに貫禄出るんだ?
ていうか、彼のスーツを見るファッションショーかと勘違いしてしまう。

そしてアクションよ。
最終章にしてまさかカーアクションが見れると思わなかった笑
車運転しながら、銃拾うシーンとかまじでかっこよすぎ。
凱旋門の道路であんなにどんぱちやってるのに、一台も止まらないのもはや怖い笑
そしてベルリンのクラブという文化もステレオタイプだなと思いながら、
こちらも、ドンパチしながら人死にまくってるのに、みんな気にせず踊り狂っててカオス状態。

というか、そもそも論なんだがさ、
この人はなんのために生きてるんだ?って思ってくるよな。ここまでくると。
命を狙われるから、正当防衛で戦ってるのは分かるけど、古い友達に会いに、大阪コンチネンタルに助けを求めに行って、その娘に「あなたのせいで父が、、」って言われるでしょ。
そうなんだよ!彼が生きてる限り、平和だった人まで命を危険にさらされるんだよ!
ケインも引退して健やかに生きていたのに!

しかも犬と車と家の復讐はもう終わってるんだよ!
自由のために戦う。ってなってるけど、その自由の先に何があるのかって言われたら
何もないのよ。大切な人ももうこの世にいないし、平穏に暮らしたいという考えもない。
自由になってから、やりたいことも特にない。
自由を勝ち取るために躍起になっている様子も見られない。

ってことを踏まえて、この映画で伝えたいことって「生きる」ことなのではないだろうか。
普通のアクション映画は、その後の幸福のために戦うんっだよ。誰かが待っているとか、何かのために戦うとかで。
そう考えると、諦めても終わることなく、毎日を生きなければならない。
理不尽なことに、ひたすら耐えながら、ただ「生きることへの困難」が抽象的に描かれているのだ。

この映画は「ジョンはどう生きるか」という映画なのです。

まあ、こんな哲学的なことを考えるのは、私がジョン・ウィックが大好きなだけなのだがね。
ジョン・ウィックにそこまで求めていないが、オタクはこう考えましたとさ。
鹿shika

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