尾崎きみどり

ジョン・ウィック:コンセクエンスの尾崎きみどりのレビュー・感想・評価

4.0
正直言って、ジョンウィックの新作があるって聞いてもパラベラムしか観てないしなあ、なんて思ってた。けど真田広之さんとドニー・イェンさんが出るって知ったら観るしかないじゃない。
結論から言うと最高だった。アクション好きでこれ観ない奴可哀想レベル。あと犬が死なない(重要)
上映時間が3時間近くあり、その大半が戦闘シーン。戦闘の合間に会話がある状態なので、治安の悪いオペラみたい。
特に好きなシーンは凱旋門での車を使った戦闘(これがカー・フー?)と、ゲームみたいな俯瞰アングルの長回し戦闘。弾を撃つと敵が燃えるのめっちゃ好き。
あと火器もヌンチャク、仕込み杖、ポン刀、銃、弓、力士と多岐に渡っていて飽きさせない。こんだけ戦闘にバリエあったら皆さん各々にオキニの場面があるでしょうね。女子会で語っちゃお!
真田さんとドニー・イェンさんのアクションは必見。
真田さんは戦闘時の所作の美しさ、ドニー・イェンさんは佇まいの強者感がとても良い。お二人共本当に還暦過ぎか疑わしい位よく動く。真田さんの納刀の美しさといったらアカデミー賞芸術部門賞間違いなしよ。ドニー・イェンさんの座頭市バリのキレキレのアクション、ホンマにかっこいい。仕込み杖サイコー。
勿論主役のキアヌさんは最高。あんなにボロボロになるまで体を張れるとは。もう単なるイケメン俳優じゃない迫力があった。
世界を又に掛けて戦っているので舞台が色んなとこに飛ぶのも楽しかった。トンチキニホンホテルや派手派手クラブ、荘厳な寺院等々どなた様でもご満足頂けますね。
特に良かったのは、どうみても国立新美術館な大阪コンチネンタル。トンチキとお洒落が良い感じに溶け合っていた。本当にあったら映えスポットになりそう。謎の日本語の数々は忘れろ下さい。
イケオジ達のバトル・ロワイアル、大変素晴らしゅうございました。誠にありがとうございます。
因みに本編が始まる前に前作までのあらすじがある親切設計。久々に観た人も安心です。
まだ観てない人はエンドロール後もサプライズがあるので是非とも観て下さい。
尾崎きみどり

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