やきうどん

ジョン・ウィック:コンセクエンスのやきうどんのレビュー・感想・評価

2.7
ジョン・ウィック全編を通じて思う事、キアヌ・リーヴスのアクションがもっさりしててキレがない。今作も相変わらず50歳過ぎの脇腹付近に贅肉が付いた身体の硬いイケおじがのそのそのそのそ格闘してる。試しに1.2倍速でアクションシーンを見返してみたけどちょうどいい速さに感じた。皆さんも一度試してみてほしい。

相変わらずダラダラと同じようなドンパチシーンとカーチェイスが延々と続き眠くなってくる。バトルシーン多い割りに、他の映画の様な斬新なアクションやカメラショットが皆無。狙ってそうだけど特に笑えるシーンも無い。量産型の深夜アニメを見せられてる感じ。

わざわざ座頭市の設定にしたのが意味不明。ドント・ブリーズみたいな自分の家や洞窟など限定的なシチュエーションで強さを発揮するならわかるけど、行った事も無い場所に放り出されてあんなに動けるのはおかしいし、そんな相手に互角のジョン・ウィックは弱過ぎる。

懸賞金が2000万から2600万に変わったらわらわら狩人がわいてきたけど、その600万がモチベの動機にならんだろ。その金額では誤差の範囲。アナーキーなオペレーターや、レトロとハイテクが入り混じった事務所の世界観を見せたかったんだろうけど。

ジョン・ウィックが毎回周囲に無駄に迷惑掛け過ぎ。今回もわざわざ大阪コンチネンタルに行く意味なかったし。外国人がイメージして作った日本の事は別にどうでもいい。スモウレスラーとか鎧武者とか。いつもの事。

大阪コンチネンタルがインターコンチネンタル大阪と名前被りすぎて、真田広之がインターコンチネンタルの支配人役とか想像してしまって、更に古畑の真田広之のホテルの回も思い出して、妙な感情が芽生えた。
娘役が全く魅力的じゃなかった。演技ちゃんとしてたし、何か不快感があった訳ではない。けど、せっかく日本が舞台なのだから長澤まさみとか菜々緒とか使って欲しかった。綾瀬はるかでも北川景子でもガッキーでも。日本を代表する美人女優として世界に紹介して欲しかった。あの程度のアクションと台詞なら英語話せなくても練習すればなんとかなったでしょ。ベタだけど世界のケン・ワタナベと杏父娘でも良かったのでは?

座頭市と娘のオチもどうなったかはっきり描写して欲しかった。てゆうか、真田広之から向かっていって返り討ちにあっただけなのに逆恨みするなって。恨むなら元凶のジョン・ウィックを恨めよ変な眉毛。
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