オプティマス

ジョン・ウィック:コンセクエンスのオプティマスのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

<あらすじ>
ジョンウィック3にて旧友のウィンストンの裏切りにより、致命傷を負うジョンウィック。地下のドン・バワリーに助けられ更に復讐を誓うところか本編スタート。殺し屋の負のスパイラルから抜け出せないジョンウィック物語の最終章。

<感想>
1時間半でサッと見られる映画から2時間半の超大作映画となったジョンウィックシリーズ。
最初はギャング相手でしたが、殺し屋業界の内閣みたいな人らとの戦いです。散々人を殺してきたジョンに対し、殺し屋のトップである主席も「とりあえずジョンウィックを殺ろさないと!」と殺し屋ホテル・コンチネンタルの不殺のルールを簡単に解除してしまいます。怖い闇世界のイメージですが、ルールがガバガバになってきており、前作を含め少し茶番感が否めません。

始まりの3分の1は日本が舞台であり、セットも綺麗だし、何より外国人の日本語が上手でした。ハリウッド映画で日本を舞台にする作品に物申したいのが、俳優の日本語問題です。言葉が難しすぎるのか、日本語のレッスンが微妙すぎるのか、アベンジャーズエンドゲームのように何言ってるか分からない日本語を話してしまう俳優さんが多い印象です。しかもアジア系アメリカ人が日本人役で出演する時も下手なことあるので、顔はアジアなのに日本語下手なのがかなり違和感です。そんな中、本作はみんな日本語が上手でグッドポイントでした。この時代に刀と弓矢主流で戦っているのはちょっと微妙ですが…
そんなこんなで真田広之もドニーイェンも演技もアクションもとても良かったと思います。相変わらずジョンウィックのアクションには飽きてしまいましたが、クライマックスのスクランブル交差点以降のアクションはかなり好きてす。交通事故に合いまくる殺し屋はウケましたし、1カットアクションはカッコイイのと好みなカメラアングルでした。

3直後の続編映画となっていますが冷静に考えるとあまり続編な感じがしなかったです。最後に裏切ったウィンストンは結局ジョンウィックと仲直り、今までの古参キャラは殆ど出て来ず、新キャラが多かったし、ジョンは地下で仮亡命していたとこらから始まるので、2からそのまま本作を見ても、細かい点を除けば、問題なく見れそうな気がします。
シリーズの集大成となった作品ですが、ラストに関してはシリーズにはふさわしい終わりだと思いました。どんよりする人も多いと思いますが、個人的にはスッキリ終われたかなと好印象でした。シリーズを通して全ての作品が好きなので、アクション映画が好きな方は是非とも見て欲しいと思います。