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ジョン・ウィック:コンセクエンスのkabcatのレビュー・感想・評価

3.5
キアヌが前に「日本を舞台にしたい」という話をしていたが、それが本当に実現した‥ただしここに出てくる日本は欧米のファンタジーの中の日本であり(あんな梅田駅はない笑)、侍も力士もヤクザもなんでもありの世界だ。そして次々とやってくる敵をひたすら倒して次に進む‥という展開はもう映画というよりもゲーム映像のようだった。

シリーズ中でも今回は特別痛々しいシーンが多く、終盤のサクレクール前の階段落ちはいつまでやらせるの!ってくらい見ているのがつらかった(169分は無駄に長すぎる)。そしてキアヌもいつも以上にヨタヨタしてないだろうか? とても俊敏なガンファイターには見えない。もう60近いんだから今後どうなるかわからない‥という感じでああいう終わり方にしたんだろうな。それにしては軽い終わり方だし、続編も作ろうと思えば作るのは可能だろう(ただし他の主要メンツもみんなお年‥)。自分的にはもうこれで終わりでいいかな〜ただ見たかったワンちゃんたちとの幸せな余生シーンが見られないのは残念ですが。

真田広之はまた最近ブレイクしてるんだろうか? キアヌと比べてしまうけれど彼より年上なのに相変わらず身のこなしは若々しい。アキラ役のリナ・サワヤマもエキゾチックな風貌が美しくて印象的だ。逆に今回の敵侯爵を演じたビル・スカルスガルドがちょっと弱いように思いました。スカルスガルド一家大好きだけど、悪役としてはまだまだお父さんには及ばないかしら笑。
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