いちじく

クワイエット・フレンド 見えない、ともだち/ゼット 見えない友達のいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公が活発な息子に手を焼いていてピリピリと余裕の無さそうな女性。旦那や妹には安らいだ表情を見せるが、病気の母親とは不仲そうで息子に見せる表情は何時も険しい。
息子の学校での素行を主人公に相談しない旦那。そんなことあるんかと思ったが、主人公が息子に虐待に近い行動をとっていて刺激しないようにした可能性。精神科医に相談するも息子の状態を理解しようとはせずに、薬を飲ませて管理しやすい子に作り替えようとする。旦那には相談せずに息子に精神薬を盛る。

母親と主人公の不仲描写を見て、Zは存在せずに母→娘→息子への虐待の連鎖の話かと思ったが、Zが主人公を性的に狙う男性的な怪物であることと食い違う。父親からの性虐待か?それが原因で母親と不仲に?

 Z = 妄想だとすると夜中の精神科医への相談も妄想か?旦那を殺したのは主人公なのか息子なのか。息子にとっては純粋に愛してくれる父親だから殺す理由もないと思うが主人公が殺った?
 Z = 怪物だとすると主人公もっと若くて性的吸引力のある役者じゃないとしっくりこない。

ピザやシリアルばかりの食事。
主人公の父親もシーリングファンで首吊ったんだろうな。
息子の絵が上手い。
主人公死亡するラストのほうがよかったんじゃ?
不穏な演出→肩透かしが何度か繰り返される。
妄想でも怪物でも話が成り立つんじゃなくて、妄想でも怪物でも矛盾が出てくる感じ。主人公が父親から性虐待された際に生み出された分身的モンスターとか?
ベイビーキャッチャーは好きだったんだけどな、、、

「死んでても僕の声は聞こえる」
いちじく

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