ヒロ吉

パイプラインのヒロ吉のレビュー・感想・評価

パイプライン(2021年製作の映画)
3.2
DVDにて字幕鑑賞。
超楽しみな『オオカミ狩り』主演ソ・イングク関連作品。

あらすじは韓国の送油管(パイプライン)から石油を盗む者たち”モグラ“
盗油界では一流の穿孔技術者”ピンドリ“に一攫千金の大仕事に舞い込む!
寄せ集めのチームで挑むが…というもの。

ややコメディー調の石油ケイパーもの!
特殊犯罪をテーマにしているのは面白い。

石油をバキュームカーで盗んだ!と思ったら…
勘違いで糞尿まみれでした〜

セグウェイ乗って登場のスポンサー🤣笑

トンネル掘っている時に岩が出てきたら地質調査担当の課長が”去年まではなかったのにな“は爆笑🤣笑

知能犯罪班に戻りたい警官がボンクラ臭あるし、署長からも馬鹿にされているし、後輩からも舐められているけど、結構キレ者で少しずつモグラ達に追い込みを掛けていく存在で、良い意味で展開に緊張感を持たせて良かった。

またモグラ側にスポンサー側からの裏切り者を紛れ込ませたり、スポンサー側もこの大仕事をやるに当たってのやむを得ない事情があり…

キャラも変に掘り下げていないのも良いけど、ちょこちょこ挟まれるコメディーテイストが肌に合わず…
寄せ集めのメンツ過ぎて、課長とか病気持ちやったりするし、手術する妻の存在が居たりと無駄に停滞感が出てしまった。
そこはピンドリの母親と同じぐらいにサラッと流す設定にして欲しかった。

あと事の発端となるスポンサーの御曹司役がなかなかのド畜生野郎で、お金の為なら数百人、数千人の命など構いやしないキャラは良いけど、やっぱりコメディーテイストと合わないって!
この人だけ浮いてるって!
全体的な作風をどシリアスにして欲しかった。
そしたらキャラと作風がマッチするのにな〜と思った。

展開もケイパー要素が無くなり、スポンサー側をどうやって出し抜き、一矢報いるか?という話になっていくのにも不満…
せっかく面白そうな題材を扱っているのに…

とはいえ、主役ピンドリ役を演じたソ・イングクは魅力的!
身体の線はやや細いけど、ゴツ味はあるし、キャラも立っていた。
御曹司ファン・ゴヌ役のイ・スヒョクも良かった。

ラストはタイマンもあるけど、エンドロールは何故か変テコダンスがあったりして困惑🤣笑
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