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スペース・スウィーパーズのTAMUのレビュー・感想・評価

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)
3.5
遂に韓国でもこの手のスペースオペラが作れてしまうのか。
映画館で見たかったのは山々だが、韓国国内を含め、映画公開無くNetflix公開となった本作。

製作費はハリウッドスケールと比較すると控えめながら、26億とかなりのビッグバジェット。

主演は、ドラマ『太陽の末裔』を見てない自分にとってはひっさびさに見るソン・ジュンギ。
『私のオオカミ少年』が大きくなったよー。
その『私のオオカミ少年』のチョ・ソンヒ監督とのタッグであり、期待も大きく。

が、残念ながら、ストーリーは間延び感あり、あまりハラハラしなかったのだが、歳のせいだろうかw

宇宙ゴミの回収で生計を立てる宇宙船勝利号という着装は目を見張るものがあるが、作り上げられてる世界や宇宙船メンバーの位置付けなど、前半は説明が多く、かつ、起きる事件が非常に突っつきづらい…

あとキャラクター。『ガーディアンズオブギャラクシー』を見てしまった今となると、あれを超えるのは難しいか。

エースパイロットのソン・ジュンギ含め、メンバー全員好きですけどね。
船長はキム・テリ。改めて美しい。ちょーっと本作に限っては貫禄や凄みが足りず、コスプレ感あったかな。

そして燃料担当(?)タイガー・パクにチン・ソンギュ先輩。悪い顔して心優しいにありがちなんだが、漫画原作ながら漫画的。

ロボット、バブスの声担当にユ・ヘジン。これ最高。もっとも人間的な声色だし、最後の展開は一番笑ったし、驚いた。ラストだけで見てよかったw

クンニムは子役パク・エリン。韓服を思わせるカラフルなトレーナーが印象的。この子が本作ではオオカミ少年担当。

もう少し、宇宙の端っこで起きるこじんまりとした話にして、より登場人物の内面と葛藤に焦点を当てられたら良かったが。

ちなみに、ITを駆使する悪い奴のスティーブ・ジョブズ感てあるあるだよねw
あと、これだけワールドワイドな世界を描いてるんだから、宇宙船に韓国旗は貼らないで良かったのでは?
TAMU

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