小さじ

ザ・ファイブ・ブラッズの小さじのレビュー・感想・評価

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)
3.9
焼身自殺の映像があって「えっ…」となったらすぐに頭を撃たれる実際の映像が流れてかなり驚いた。史実にしっかり向き合ってることがよくわかるけど、本当にショッキング。
作中でも実在の人物が出てきて偽りないベトナム戦争を学べる。ベトナムだとアメリカ戦争と呼ぶのも初めて知った。出てくるワードを調べていけばもっと深く知れそう。

なんとなく地雷踏みそう…と思った瞬間踏んだし、想像以上の被害だった。きっつい。作り物なのはわかっててもきつい。実際はもっと跡形もなく吹き飛んでいたかもしれないし、酷いのかもしれないけれど。そのあとの緊迫感も耐えがたい。元アメリカ兵がアメリカ軍の仕掛けた地雷でやられる皮肉。

あと当たり前なんだけど武器って一瞬で命を失える物なんだと思った。さっきまで普通にしていた人でも次の瞬間には死んでる。地雷で吹き飛んだり手榴弾をお腹で受けたり、漫画なら重傷で済むかもしれないところであっさり死ぬ。
亡くなった人は生き返らないから被害が減ることはないし、憎悪は決して無くならない。戦争はいけないことだと改めて誓えた。

【箇条書き感想】
娼婦と黒人のブイドイ…。戦争に行かされたのは黒人ばかり。
ジャン・レノ、レオンの名残何も無いやんけ。
さまざまな人との交流で多方面に戦争の影響があることを知る。
異教の神様が見ている。
「誰もポールを殺せない」
お腹で手榴弾を受け止める覚悟すごすぎ。武器を使えば一瞬で命は失われてしまう。
小さじ

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