すごい内股
YouTubeで観れる町山さんの「アメリカの今を知るTV」はほんと勉強になる。逆に日本のメディアが如何に怠慢か思い知ることになるけど。
“Black Lives Matter”や、サンフランシスコのLGBTパレード、トランプがポートランドに送り込んだ謎の軍団など、日本の報道では見えてこないアメリカ民主主義の危機と、そこに至る歴史を学ばせてくれます。
この映画、スパイク・リー監督らしい黒人の視点からの、どストレートかつ執拗な語り口なのだけど、彼らの虐げられ続けてきた歴史を知っていると様々なセリフや背景描写がリアルに胸に迫ってくる。
“俺たちが国を作ったんだ”
“いつか必ずアメリカは俺たちの祖国になる”
“あれは事故だったんだ、お前を許すよ”
コメディ的に装いつつ予想以上にシリアスなテーマだったけど、観る価値あり、でした。
醜く太ったジャン・レノは珍しくまったく魅力のない人物を、「リチャード・ジュエル」を怪演してたポール・ウォルター・ハウザーも薄い印象の脇役を演じきってた。
そして、なんとフランス人役の子「Legend of 1900」のヒロイン役だった子か!
唯一の不満…若い頃の姿はちゃんと別の若い役者にやらせるかCGで調整してくれないと、せっかくのリアリティが台無しだよね。
追記:2020/08/28
チャドウィック・ボーズマンがすごく痩せてるなって思ってたけど…そういうことだったのか…R.I.P.