トンベリ

スクール・デイズのトンベリのレビュー・感想・評価

スクール・デイズ(2011年製作の映画)
4.0
中に誰もいなかったってわけじゃない版


しみじみと良かったです、これ。

最近、途中で眠くなる映画ばかり観てたんだけど、面白い映画ってやっぱ眠くならないよね。安心したよ。


13歳のニコルは、ある日尊敬するサイモン先生が唱えた黒魔法「はーい二人組作ってー」でみんなから「BIG G」と呼ばれからかわれているスタンリーと組むことになった。
他にも1965年製のモンペが出てきたり好きな子がいたり、って話。


サイモン先生がまたいいキャラしてますね。生徒の話をきちんと聞くし、スライドで登場したりするおちゃめさ。

そんな真面目で優しい先生が、いじめっ子を激しく叱ったあと「授業をする気分じゃない」って言うのなんかイイっすね。
本腰入れて生徒と向き合ってるからこそ、そんな気分になるんだろうなって。


その後激しく叱られた子供と、ムスカの960倍待ってくれる65年製のモンペによってゲイに仕立て上げられ教職の危機に追いやられるサイモン先生がゲイなのを否定しないのは、何となくそうじゃないかなと思ってたけどキアヌと同じ感じなのね。
それと、からかわれている子たちのことを思ってのことかな。マジ漢すぎるぜ、サイモン先生・・!


印象に残ってるシーンは、

『リッキーとマリーどっちが怖いか分からなくなっていた』

のシーンで深い影が落ちてマリーの表情が分からなくなってるところが、セリフとのリンク具合が素晴らしかった。
何故か許せるビッチなマリーの"うろつきの儀式"動きがこえぇ・・
そして最後までブレないビッチビチ具合に笑った


スタンリーが助けにくるシーンが、お気に入りです。

あとジャケットなんかこれ怖くない!?
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