akikokozawa

健康でさえあればのakikokozawaのレビュー・感想・評価

健康でさえあれば(1966年製作の映画)
3.5
ピエールエテックスはフランスの俳優、イラストレーター、道化師などいろんな顔を持つ。本作は彼が描くフランス式クラシック笑点。4編からなるオムニバス・コメディを端的に説明すると①不眠男性が本の世界に入り込む②未鑑賞(なぜなら寝てしまったから.. )③気付いたら強制収容キャンプにいる④ピクニックしたいだけなのになぜか着地できない。4作とも題材が皮肉で、汲み取って欲しい部分の含みが明快。そんな笑いの着目点に笑点らしさを連想する。法律でしばらくお蔵入りしていたようだが、現在になり解き放たれ、現代のテック技術で映像・音響をバージョンアップし再来。しかし音響の緩急が激しすぎて、疲労してしまった。(これは自分の体調に原因がある。)触れておくには良作。
akikokozawa

akikokozawa