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グローリーのHKのレビュー・感想・評価

グローリー(1989年製作の映画)
2.5
真ん中にブロデリックのショー大佐を置いて左にいるダチで部下のケイリー・エルウィズが指示書が来たと渡すシーンがある。アクション!指示書が来ました。どれどれ・・・という描写はたとえば指示書がドアップで手渡され、読むブロデリックのカット、そして「到底承服出来ない」の台詞でもいいはずだが、エドワード・ズウィックの演出は一事が万事学芸会の凡庸さでちっとも面白くない。彼の映画の救いは、いつだって役者陣の好演でそれが狙ってのことならまあ大した監督だが、これも例に漏れず。いつものように軽くは行けないブロデリックがいいが、「僕だったらこんな責任に耐えられるかなあ」などと発言しており、無理だろ?逃げるだろ、フェリスなら。そんなブロデリックの死に方が本当に素晴らしく、続く戦闘は撮影楽しそうだなと思わせて、それは好きなんだが、そうなんだよ。ズウィックは映画を撮っていることを思わせて「ごっこ」みたいなんだ。
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