福福吉吉

シークレット・ウォー ナチス極秘計画の福福吉吉のレビュー・感想・評価

2.0
第二次世界大戦中、アメリカ軍とイギリス軍の少人数の混成部隊で、ポーランドにあるナチスの研究施設からロケット学者のファビアン博士を確保し、アメリカまで連れ帰る作戦が実行される。部隊は博士の確保に成功するも、ナチスの追撃は苛烈を極める。

ストーリーとして、第二次世界大戦の知識が特に無くとも理解できる作品になっています。また、ストーリーの中には、ファビアン博士の研究内容や博士の娘イレーナの行動、予期せぬ第三者の登場などアクセントになる出来事が含まれているところは良かったと思います。

しかし、ナチスに追われる緊迫感のあるはずのストーリーなのに、所々でおかしな部分があって、そんなことしている場合じゃないと思うシーンが多かった気がします。

戦闘シーンは漫然と描かれていて、次々と仲間を失っていく展開なのに、感情的に訴えてくるものが無く、緊迫感や盛り上がりに欠けるように感じました。もっと兵士たちの表情をアップにするなど気持ちの伝わるような撮影方法がある気がします。

観終って特に心に残るものが無い作品でした。
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