カズザク17

哀愁しんでれらのカズザク17のレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
1.5
ある日突然家族になる。母親になる。最初は、何も見えない、わからない。見えてくる所は、いい所ばかり。一緒に居る時間が長くなるにつれて、嫌な所を含めて裏側・真実が見えてくる。見えてきた時には、違和感を感じていた事も…時間と共に感覚が麻痺?慣れてくる?違和感が普通の感覚になる。家族の数だけ、それぞれの「普通」が存在している。でも、その「普通」が、他人から見ればどうなのか?は、客観的に冷静には考えれない。そこには、我が子可愛さ、自分可愛さが邪魔をする。周囲が見えなくなる。
前半と後半で、トーン・雰囲気が大きく変わる映画。ここまで恐ろしく、不気味な映画だったとは…。全く面白くない映画だったけど、人の醜い部分・恐ろしい部分が浮き彫りになった、自分は大丈夫?って考えさせられる映画だった。