このレビューはネタバレを含みます
前半はポップな恋愛ドラマの様で、サスペンスの感じは一切ない。
結婚してしばらくし、泉澤ヒカリの不審な行動が現れる様になって雰囲気は一転していく。
その様はサスペンスというよりホラーに近く、少し“エスター”を彷彿とさせる。
ただ、その後泉澤小春も吹っ切れたかのようにヒカリや大悟に同化していく心境の変化や、インフルエンザワクチンに託つけてインスリンを注射して児童を大量殺人した意図、そもそもヒカリが奇行を行う訳など、釈然となしないところも多い。
実際に自分の子供がヒカリのようだったらどう対応するか考えると頭が痛くなるし、子育ての難しさに思いを馳せる。