哀愁しんでれらのキラリのネタバレレビュー・内容・結末

“私は幸せになれるのだろうか？”

とにかくヒカリ役を演じたCOCOちゃんの演技が凄まじい！あそこまで鑑賞する者をイライラさせるとは、、、将来が楽しみ。ワタル君といい、クルミちゃんといい、子役が凄い！！そして、土屋太鳳も普段は品行方正なイメージが強く、そういった役を多く演じている印象が強いが、今回のように闇を抱えて、じわじわ狂っていく役が見事にはまっていて素晴らしかった。

ストーリー展開としてはとことんえぐい。好みのテイストでした。考察しがいがあるのも本作の魅力の一つ。「ラストシーンは現実か？妄想か？」「大悟の元妻はなぜ亡くなったのか？大悟のDVの被害者だったのか？」「結局ヒカリは犯人なのか？」とか考察の余地のあるシーンが多く、考察好きとしては大満足。

土屋太鳳演じる小春も、一見すると結婚をきっかけに転落していったようにみえるが、もともと実は結構ヤバい人だったんじゃないかなと。序盤から小春自身何かがおかしいのだ。ヒカリの眼帯に絵を描くシーンとか、体調に問題がないのにもかかわらず大悟に点滴をしてもらうことにワクワクしていたり、かなりヤバめ。本作では、その何かがおかしい違和感が随所に散りばめられているので、それを見つけて考察するのが楽しかったな。なので、結末を知ったうえでもう１回観ても楽しめる作品だと思っている。