まさかこんな程度のことくらいで何も起きないでしょうよ、なんて安易に人を攻撃する奴らに喝！
我々の生活というのは人と人との信頼関係っていうなんとも危ういものの上で成り立っている訳で…それが崩れ去るのはほんの些細なきっかけかもよっていう。
人が並んでいる列に割り込んだり、職場でのパワハラだったり…今作ではそれが煽り運転だったという。
普段からそういう、他人からの地味ながらも心無い行動に苛々しがちな人にとっては相当爽快感のある映画であって、ラッセルは悪くない！ 劇中一番の悪はお前だよ！ と、母親に中指突きつけたくなることでしょう。
実際ラッセルは一度許しの機会を与えたのにも関わらず相手はそれを無下にした訳ですし。
そういった意味でもラスト、まあそうなるだろうなっていうオチなんですけども、そこをひっくり返して欲しかったな…って思いがあります。
途中まではこりゃあ最高な映画だなぁって気持ちだったんですけれども。
ラッセルが生きてれば本当最高でした。
