いち

劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオのいちのレビュー・感想・評価

4.0
ポケモンと人間の絆。素直に涙

ポケモン20周年だと、フォロワーさんから教えて頂き、ミュウツーの逆襲と同じくらい好きな映画をご紹介します。

ポケモンシリーズでダイアモンドパールが好きな私にとって、ルカリオは最高のパートナーでした。(今はニンフィア♡)
そんなルカリオが主役の今作は、人間とポケモンとの友情、絆がテーマです。
そのため、ポケモン映画らしい怪獣映画ぽさはほとんどなく、むしろファンタジー映画に近い作風となっているため、大きな伝説のポケモンがギャーワー!大変だ〜!なポケモン映画ではないので、そういったポケモン映画が好きな方にはおすすめできません。

ある日、波導の勇者アーロンを讃える街のポケモン大会に参加し、波導の勇者に選ばれたサトシは、アーロンのパートナーであった、ルカリオと出会いますが、ルカリオはアーロンは讃えるには値しない勇者だと言います。そんな中、ピカチュウがいなくなってしまい、ルカリオと探す旅に出ることになるという、ピカチュウとサトシの絆、そして、ルカリオとアーロンとの絆の物語です。

前半はかわいいポケモンたちが楽しむ様や、ミュウとピカチュウとニャースが森で遊ぶ様子が描かれ、とてもかわいい癒しの映画ですが、終盤は涙なしでは見れません。
ルカリオとアーロンとの絆。命をかけて守るということ。大切な人を思う気持ちが強く伝わります。
また、ロケット団のコジロウもいい味を出しており、あの有名なシーンはグッときます。コジロウのポケモンになりたい!!

子供達には少しテーマが重い、そして少しトラウマになりそうなシーンがありますが、ルカリオと一緒に映画の中で旅をすることで、大切なものを、人を守ること、守るに値する存在を持つことがいかに自分自身にとって、大切な誇りとなるものであるかを感じることができるのではないでしょうか。

波動は我にあり。
涙なしでは見れない、じんとくる絆の映画です。
いち

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