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劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオのめるのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「波導は我にあり」


この映画の魅力はストーリーにあると思います。物語の最後に明かされるルカリオとアーロンの真実は涙無しでは見られません。

師匠アーロンに裏切られ封印されたと思い込んでいたルカリオ。そんなルカリオはサトシとピカチュウの友情でさえ信じることができませんでした。しかし、物語の最後には、ルカリオは自分とアーロンの関係の中に師弟関係だけでなく、友情があったことに気づくのです。

ルカリオとサトシが波導をミュウのために使うシーンからの流れが本当に良いと思いました。最後の最後まで目が離せませんでした。
ルカリオはアーロンを疑っていた自分を責めますが、サトシの言葉によって救われます。そして、ルカリオは自分がアーロンと同じ道を辿ることになります。見ている私たちはルカリオがまもなく死んでしまうことに涙が止まらないのですが、ルカリオ本人はそれを誇りに思っていて、それにまた涙してしまうのです。

サトシもかっこよかったです。まさかのアーロンと波導が同じということにもびっくりですが、それが物語終盤のシーンにも繋がっていたんですね。
サトシったら自分が犠牲になることを分かっていながらポケモンたちを助けようとするんですよ!いつも無茶ばかりしていますが、本当にかっこよかったです!

あと、オープニングも好きです。バトルフロンティアは大好きな曲なので、それに合わせたポケモンバトルの映像はいつ見てもわくわくが止まりません!サトシの勇者の衣装もすごく似合っていました。
オルドラン城も美しくて、舞踏会に行ってみたくなりました。

エンディングでルカリオとアーロンが再会していたのも最後まで映画の雰囲気を大切にしていて良かったです。しかも、チョコレートを食べている様子は気持ちを温かくしてくれました。サトシの「アーロンに会えたんだ、ルカリオ」という台詞が挟まれていて嬉しかったです。

それしても、AGの映画はよくサトシたちが変な物体に飲み込まれることが多いですよね(笑)ジラーチでもグラードンの触覚みたいなものに飲み込まれていたし、今回は白血球の役割をした赤い赤血球のような物体に飲み込まれていたし、大変だなぁ。


私のお気にいりの映画のひとつです!
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