ポケモン映画の中で最も好きです。見せ場が多く、どんどん展開かつイマジネーションが起こるためとても楽しい。ジラーチに続き、こちらも湯山監督による宮崎駿オマージュが見られます。ルカリオではカリオストロの城、トトロ、未来少年コナンあたりのオマージュがある。
見せ場を作るための設定が用意周到で、世界樹ものに、コールドスリープもの、そして「時間の花」という過去を見れる花までご用意。それらを駆使して見せ場見せ場が続く良さ。
エモーショナル度も高く、途中で何気なく出てきたチョコがED映像でエモく感じさせ、ラストの「友達のところにいった」という間接的な表現で幕をしめ、壁にかかる画にルカリオもいるという、完璧です。
世界樹の暴走によって人間が取り込まれてトレーナーのいなくなったポケモンは、ルカリオと同じ状況になってしまう。そこも良いです。
残念なところと言えば、世界樹の暴走を止めるのが簡単すぎやしないかというところぐらいですかね。ミュウの指示によって暴走が止まり、波動によって解決、ここの一連が少し残念かなぁぐらいです。
