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BECKY ベッキーのRAMPOのレビュー・感想・評価

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)
3.0
割と評判良さそうなので少し期待しつつ観ましたが…。

まぁね、主人公の少女(ベッキー)は13歳って設定だから、大したことできないってのは、ある意味リアリティのある部分かもしれないけど、いや確かにグロゴア描写もそれなりにあるし、ストレスマックスの狂気の叫びも悪くないんだけど、個々で見たらグダグダもいいとこ。

映画なんだし、「ホームアローン」という良い先例もあるんだから、もう少し突き抜けた、もう少し頭脳的な戦略・戦術を期待してたんですよね。

いや分かりますよ、13歳の少女なんだから、加えて最愛の母を亡くし、一年そこらで親父は継母候補連れてくるしで、かなり情緒不安定になるのも仕方ないことでしょう。そんな時にいきなり凶悪逃亡者集団が襲ってきたんだから、精一杯の抵抗だったのかもしれません。

そういう物語なんだと理解するしかないけど、スッキリはしません。
逃亡者の主犯格がネオナチ?っぽいけど特に深掘りしたシーンはなく、また執拗に求めていた鍵が何の鍵かも分からないままだったりと、とにかくスッキリしません。

本サイトでその深く納得感のある考察から、観る作品の選定と観た作品の後理解の参考にさせていただいているある方によれば、“妄想”だというのですが、それ踏まえても全く理解できなかった。
う〜ん、難しいです。

唯一、逃亡者の一人で助けてくれた奴を容赦なく撃った瞬間だけ、ちょっとスッキリでした。
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