年が明けて2021年の1本目は、昨年世界を沸かせた「パラサイト」のモノクロバージョンです。
モノクロだとやはり陰影がくっきりして、社長宅と半地下と地下の明るさの違いが明瞭で、より強調される感じがしました。
パク社長の奥さんが庭でうたた寝してる時や大雨の後に晴れて庭に陽射しが燦々とふり注いでる時、社長の息子が窓際で佇んでいる時、キラキラとした眩しいほどに明るい光に照らされているんですよね。
一方で半地下の家の辛気臭さや豪雨で溢れる汚水の汚さ、地下の闇感がより際立ってて、照明や色合いなどがほんとに計算されて撮影されてたのを感じます。
ラストシーンの悲哀が増して、どうしようもない救いのなさがほんとに切なかったです。
カラーの通常版とはまた少し違った良さもあり、エッジが効いてて良かったです。
さて、去年はコロナ拡大で大好きな映画館にも行けないし、Netflixに入ったのをきっかけに韓国ドラマを見るようになり、自分でも驚くほどにどハマりして、映画館に行けない寂しさや悲しさを癒してもらってました。
映画館で見たのは26本のみ。
家での鑑賞を合わせると83本で、これまでと比べてだいぶ少なかったです。
韓国映画は「パラサイト」の他にも「はちどり」や「マルモイ」「スウィングキッズ」に「エクストリームジョブ」などが良かったのと、女性が抑圧に立ち向かうフェミニズム作品も良作がたくさんあって、「はちどり」や「82年生まれ、キムジヨン」に「ストーリーオブマイライフ」「パピチャ」「スキャンダル」「燃える女の肖像」など、素晴らしかったです。
ドラマは、夏から見始めたわりには31作品も見て、ほぼ韓国ドラマでしたが、楽しくて夢中にさせてくれました。
2021年も素晴らしい作品とたくさん出会いたいです。
今年もよろしくお願いします！
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