色んな幻覚ドラッグについててまはなくて、主にスターたちのLSD体験について。
強い肯定も、否定もなく淡々とさまざまな視点でLSDに迫る、さすがNetflixドキュメンタリー。
キャリー・フィッシャーなんかかなりLSDと共に生きてきたと思われる。
バッドトリップなんか全然ない、LSDだけが自分を正常にしてくれたのだと言うのだが、セントラルパークでのドングリの会話は結構やばい。
落ち込んでたり悩んでたり全く知らない人とやるのは危険だよーん。
森の中や家の中で出やるのがベストだよーん。
だなんて途中からトリップのススメみたいな展開になんだこりゃ?だったけど、皮肉な言い回しに繋がったんだね。
アムステルダムでのキノコ&ゴッホミュージアム体験はちょっと楽しそうだったが、後半はゾッとするようなパッドトリップの経験もちゃんと描いている。
やはり日本に住んでいるとLDSなんかはもうやばい系での印象しかないけど、アメリカだと合法の地域もあったりして認識が随分違うらしい。
ドラッグの怖さについて脅かすための作品なのかと思ったので、あまりドキュメンタリーの方向性としてメッセージ性は少なく、いい意味でフラットな気持ちで学ぶことができます。