韓国の名作のひとつと言われる本作。DVD買ったのに観ないままになってた。午前中、DVDの棚を整理していたら、ひょっこり出て来たので観た。
めちゃくちゃ良かった。
どベタな男4人の友情の物語だけど、ウェット過ぎず、かと言ってドライにもならなくて、すっきりとしたなんとも言えない爽快感が残る良作だった。
4人の中では、やはりジュンソクというキャラクターが非常に魅力的。
そんなジュンソクをとても高校生には見えないユ・オソンが高校生からヤクザとして成り上がるまでを激渋に、哀愁たっぷりに演じる。(かっこいい!)
ジュンソクは、特にサンテクに思い入れがある。彼をどんな時も守り、彼の未来を常に優先し、応援する。ジュンソクのサンテクに対する尊敬と羨望、そして同時に嫉妬のようなものが随所に見て取れる。
のちにヤクザになるジュンソクと優等生のサンテクの関係性は、まるで付き合いたての恋人同士みたい。ふたりともどこか恥ずかしげだ。
一方で、同じヤクザの道に進んだドンスとは、敵対するようになる。それでも友は友だと割り切るジュンソク。もうパシリじゃないと割り切れないドンス。
アツすぎる彼らの友情の極みをみた。
もうあの頃には戻れない。