mimitakoyaki

ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜のmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

3.5
しょうもない映画を見たくなり、本作をチョイス。
実際にヨーロッパで昔からある世界最大級の音楽コンテストである「ユーロヴィジョン ソングコンテスト」を題材に、アイスランドの田舎町に住むパッとしないバンドが、棚ぼた的に憧れだったこのコンテストにアイスランド代表として出場することなって…というドタバタコメディです。

中学生の息子と見てたのですが、時々下品な下ネタぶっ込んでくるので、仕方なく一緒に笑うしかなかったのですが、そこはウィルフェレルですからそうなるわけです。
レイチェルマクアダムスの無駄使いのように思えますが、軽い気持ちで楽しめました。

このソングコンテストを邦題で「歌合戦」としたのはとても良かったと思います。
歌合戦と言えば日本人だと紅白歌合戦を思い浮かべると思いますが、小林幸子が宙に浮いたり目立ってナンボのド派手な衣装や電飾まとったりしてたじゃないですか。
実際のユーロヴィジョンもああいうノリが健在で、例えばグラミー賞授賞式なんかの洗練されたステージとは違って、ひと昔前な感じやダサさが絶妙に入り混じってるのも味があります。
ホンモノの各国のユーロヴィジョン出場者も出ているらしく、個性的なパフォーマンスを楽しめました。

ヨーロッパ各国から選出されたアーティストがユーロヴィジョンに出場できるので、歌の欧州選手権なわけですが、国の代表として出場してるのに、ウィルフェレルが足を引っ張りまくってからいろいろ酷いトラブルの連続でスッタモンダします。
でも、最後はなんとなく感動させられたりもしました。

でも、一番心に残ったのは最後に出てくる赤ちゃんで、その子がめちゃくちゃちっちゃくて可愛らしくて、バンドが歌ってる時にウトウトしたり、不安そうにウィルフェレルの指をギュッと握ってたり、泣きそうになったり、その赤ちゃんの表情に釘付け♡
この赤ちゃん見れただけでもこの映画を見た価値あったと思えるくらいで、巻き戻して赤ちゃんのシーン何回か見ましたね。
ほんとに可愛いかったです。

66
mimitakoyaki

mimitakoyaki