軸となるストーリーは間違いなく面白かった「恋の手ほどき」。なるほどなあ、なかなか大胆に性的にも描いた本作。「リリオム」≒「回転木馬」の関係に通づる。原作はこちらが近いのだろう。
30歳はとうに超えているだろうプレイボーイのガストンと15歳のジジ。2人の恋愛、しかもジジの育てと親、叔母2人でガストンに見合う女に仕立てる。道徳的にどうなんだ!?😅
成長するジジ対して、いろんな女を経験し、1周回って素直なジジに惹かれるガストン。精神年齢(もともと二人ともかなり低く思うが)が徐々に近づき、粋なラストへと向かう。
笑えるのは二人の周りから、恋の手ほどきとして助言なりしていく連中が、誰一人世間一般で言う幸せは手にしていない😑
いろいろ賛否ありそうだが、男であること、女であること、それぞれ授かった性を楽しむ。当然綺麗に。そこは変に奪ってはならない悦びであること、そんなことをコレット女史は思っていたのではないか。
ただ分別は大人がすべき。その場だけ無邪気さをだす若者につけいってはダメ。絶対に。