スワヒリ亭こゆう

スクープ・悪意の不在のスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

スクープ・悪意の不在(1981年製作の映画)
3.8
ポール・ニューマン主演作品。


マスコミによる報道の危険さを描いた作品で、無実の罪をマスコミに報じられ、しまいには仕事を奪われ、恋人を自殺に追い込まれてしまった男をポール・ニューマンが演じています。
激昂することなく言い訳する事なく、ただひたすら耐える男なんですが、台詞で怒りを表現せずに表情、特に眼で怒りを表現している。めちゃくちゃカッコ良いです!
ポール・ニューマンらしさもモチロン感じられますが、黙ってる怒りの演技は意外な一面だと思います。


ストーリーは?と言うと少し分かりにくかったです。
とにかくポール・ニューマン演じるマイケルという男とマイケルを事件の容疑者だと報じた女性新聞記者のミーガンの二人が描かれているのですが、事件の真相などは有耶無耶でマスコミの報道の在り方への批判に終始している作品でした。
なので監督のシドニー・ポラックが浮気でもスクープされたのかな?と勘ぐってしまいますね(笑)
シドニー・ポラックのゲス不倫は誰も興味ないだろうけど(^_^;)