こよーて

いのちの停車場のこよーてのネタバレレビュー・内容・結末

いのちの停車場(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画の全体としては相手に寄り添い、自分にできることはないか?支えたい、かなえてあげたいという描写が多く温かなもの。

しかし冒頭と末尾に疑問が残る

医師免許がないが目の前の子を助けてあげたいからと松坂桃李が医療行為をし家族からクレームが入り問題になった。
吉永小百合はその行為は人間として間違っていない行為、責任を取り退職した。

ラストは病気に苦しみ望みもなく死を願う父の安楽死を叶える準備を整え結局分からないまま終結

人としての行動は正解かもしれない
しかし、免許もない人に医療処置をされた家族の思いは不安と不信感、恐怖が湧くのではないだろうか?
日本では安楽死は犯罪であり子供を犯罪者にし全てを失っても殺して欲しいと望む親、二重関係で冷静さを失う子‥

何とも言えないモヤモヤした気持ちが残る終わった後は良いが、それで良いのかとモヤモヤする映画だった
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