トムトム

劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女のトムトムのレビュー・感想・評価

4.0
「Fate/stay night」のパラレルワールドスピンオフのパラレルワールドの物語という位置づけが理解しにくい劇場版第二作です。

良かったです。

アクションシーンに力が入っていて迫力がありますし、敵が何の英霊か推理しつつその伝承から対抗策を見つけるという最初の「Fate」的な楽しさもありました。

正直前作を見ていないと辛いと思います。
最初の「Fate」のゲームしかやっていない僕も内容や設定はよく理解していません。

オリジナルの「Fate」が英霊を召喚して戦う「ポケモン」だとしたら、今シリーズは英霊の力を封じ込めたカードを使って変身する「ペルソナ」シリーズみたいな感じです。

前作の時点ではよくあるニヒル系ラスボスかと思っていたジュリアンがまさかの熱血主人公化して美味しい部分を持って行きました。

妹(姉?)をある意味救うためにボロボロになりながら叫ぶシーンはさすが花江夏樹手慣れたもんです。

主人公イリヤのカード複数枚使いの特攻シーンもベタながら熱くて良かったです。
個人的にはバーサーカーイリヤが良かったですね。

ベアトリスも健気で切なくてイイ。

ラストも感動しました。
したんですがねぇ……

原作がまだ続くみたいなので終わらせられないのはわかりますが、あの余韻台無しのクリフハンガーはいただけません。

あの展開は一旦感動させておいてEDロール後で良かったんじゃ無いかと。
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