チッコーネ

#生きているのチッコーネのレビュー・感想・評価

#生きている(2020年製作の映画)
1.7
セクシュアル・マイノリティへの偏見が根強い韓国でお薬問題も起こしたため、復帰を絶望視する声さえ挙がるユ・アインの主演作。
『声もなく』と同時期の撮影なのか、体型がガチムチ。
作中ではイザベル・アジャーニばりの嗚咽演技も披露、彼の作り上げる若者像にはやはり、生々しい魅力あり。
しかし作品は類型的なゾンビ映画に終始していて、全然面白くない。
自宅軟禁という設定でコロナ禍とのシンクロニシティを図ったのはわかるが、展開が読めるうえに極保守のハッピーエンド、辟易とした。
ドローンを使用する描写には目新しさがあったので、つまらないラブストーリーを並走させるよりナード VS ゾンビの演出で攻めて欲しかった。