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ヤクザと家族 The Familyの無のネタバレレビュー・内容・結末

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

しんどいなぁ…なんか。世界は変わり果て、法によりヤクザの居場所が失った世の中。家族を手にするのも、職も手にすることも、仲間にご飯を奢ること難しくなったヤクザたち。当たり前だけど改めて、世の中って厳しいなって思った。現代パートは切なくて苦しい。
家族と出会い、家族と共に漢を挙げ、家族を愛した山本の見た世界は、戦場だが家族という愛しき楽園も沢山見ている。オヤジと山本の絆は戦争映画の感動シーンみたいなものだ。簡単に生きられなくても愛しい人がいた。まさにラブストーリーだ。嗚呼、この愛が愛おしくてたまらない。

ちなみに磯村勇斗くんはMVP。山本のもう一つの癒しの存在だったな。特にラストシーンで涙を流す所が一番好きだった。

そして…ミレパのFAMILIAはちょっと口パクしてしまった。マスクつけてよかった。やっぱ神曲。綾野剛さんの言う通りこの映画を治療してくれた。常田大希は神。

「新聞記者」の藤井道人とスターサンズ河村光庸が作ったヤクザ映画兼家族映画。今回のスターサンズも魂が震えた映画を作ってくれた。藤井監督の作った世界も「デイアンドナイト」「新聞記者」に続いてエモい。早くも今年ベスト超確実作品が出てきました。綾野藤井河村常田最高!!
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