【ここでしか生きれなかった漢の一生】
義理と人情を重んじる昭和ヤクザに組入りした男の一生を描いた作品。1999年に組入りし、2005年にムショ入りし、2019年に出所という三部構成。
私見ですが特に心に染み入ったのはムショ入りしている間に、施行された暴力団排除条例によって変わってしまった社会によって追い込まれたヤクザ稼業のなかで必死に生きようとする現ヤクザと元ヤクザたちの栄枯。
この世界でしか生きれないのではなく、ほかの世界で生かしてもらえるチャンスすら与えないという、えげつない条例や世間の目によって、結局この世界で生き抜くしかないという漢の一生に涙です(T T)
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昨今では「反社」と呼ばれることが多く、昭和生まれの人間としては、「ヤクザ」「ヤーさん」「暴力団」という単語自体が逆に新鮮に感じましたｗw
